熱さのついでに

熱さのついでに

旧ブログからの転載です。2016年6月9日の記事

熱さについて触れたついでに、

症状のある場所や、身体の固有の動きが強く制限されている場所では熱がうまく発散されておらず、
その場所に触れると、まるで熱がこもってしまった様に熱さを感じることがあります。

熱さを感じることが特に多いのが、頭部や肝臓のような実質臓器です。

例えば、頭痛や頭重感を訴える方の頭に触れると、硬い質感と同時に熱さを感じることがあります。

施術によってからだ本来の動きが戻ってくると、硬さがやわらぎ
こもってしまった様な熱も発散されて、それほど熱を感じなくなります。

熱が発散されるようになると、施術を受けた方はスッキリ感を感じます。

からだの不調の原因の部位がリリースすると、熱が発散されるので非常に暑さを感じるのですが、
この時に暑さを感じるのは、多くの場合で施術者の私だけです。

だから私が「暑かったです」と言っても、受けた方は「え？そうなんですか？」となります。

施術をするのは不調の原因となる部位ですから、症状がある場所や硬さや熱がある場所とは限りません。

頭に熱がこもっていて症状があっても、原因の部位は他の場所といったことは珍しくないです。

例えば体幹のどこかに手を当ててリリースすると、同時に頭が緩んで熱が出てきてスッキリする
事も度々あります。

原因は体幹ではなく、手や脚かもしれません。
不調の解消にいつも決まった公式は当てはまらないのです。

横浜市上大岡のオステオパシー
たかや治療院