腰痛は怒り！？

〇20年位前に「腰痛は怒りである」というタイトルの本が出版されました。

私も大分前に読んだのですが、タイトル通り、腰痛は怒りをはじめとした感情からくるものであって、身体の構造的なトラブルというものは「根拠がない」として医学的、代替医療的なアプローチを批判するような内容だったと記憶しております。

感情以外の腰痛の原因に出会うことは珍しくありませんし、自説を説くために、あまり詳しく知らないのに(そう読み取れた)他の手法を貶める様な記述が多かったので、内容については全面的には賛同できなかったのですが、怒りを始めとした感情が不調の原因になることには異論はありません。

〇最近の事ですが、腰の痛みがひどくなってお越しになった方がいらっしゃいました。

常に痛みがありデスクワークをするのも辛く、寝ている間だけは気にならないとのことでした。
痛みによって、不安定になっているようにも見えました。

まずは、からだの構造的な所から施術をする必要があったのでそこから施術を始めました。なかなか施術は進みません。

1週間後に再度お越しいただいたのですが、痛みにはあまり変化なしでした。

また施術を進めていると、とにかく怒りやイライラを感じました。
当然施術中に私や何かに対して怒っているわけではないのですが、感情が邪魔をしてなかなか施術が進みません。

やっとこさある程度進めた後で、怒りについて心当たりがないか伺ってみた所、意外そうに「私は仕事をするためのエネルギーが怒りなんです」とのことでした。

怒りも痛みの原因になり得ることをお話して、感情のマネージメントをするための方法をいくつかお伝えしました。

怒るなって言っても無理な話ですよね。どう対処するかが大切だと思います。

また1週間たってお越しいただきましたが、腰痛はほとんど無くなっていました。
いつも以上に怒りを感じるような出来事があったにも関わらず、あまり身体に影響なかっただけでなく改善したようです。

いつも以上に施術はスムーズに進み、施術後のご本人の反応も今までになく良かったです。
ご自分のからだにある色々な動きを感じだしたようです。

この出来事で、なんとなく冒頭の本を思い出しました。おすすめはしませんけれども。

エソテリックヒーリングでは、不調のほとんどは感情体に原因があるといいます。
感情がひき起こす不調を、再認識しました。